ホーム › ためになる系 › 小学館が「マンガワン」問題で人権委員会を新設📚 役員26人の報酬返納まで来た経緯を整理するね📋
ためになる系小学館 2026.08.11 公開 · 読了 約1分

小学館が「マンガワン」問題で人権委員会を新設📚 役員26人の報酬返納まで来た経緯を整理するね📋

小学館が漫画アプリ「マンガワン」の問題で第三者委員会の調査報告書を公表📚 性加害で罰金刑を受けた漫画家を別名義で原作者に起用していた問題で、報告書は3つの行為を「人権侵害への助長・加担」と指摘📋 小学館は人権委員会を新設し、社長を含む役員26人が報酬の一部を自主返納。何が起きて何が変わるのか、時系列で整理するね

あーしが読んどいたよ。
📋
📝 ここだけ読めばOK
  • 性加害で罰金刑を受けた漫画家を別名義で原作者に起用していた問題📚
  • 第三者委員会が3つの行為を「人権侵害への助長・加担」と指摘。報告書は本文106ページ
  • 小学館は人権委員会を新設、社長を含む役員26人が報酬の一部を自主返納📋

これさぁ、漫画が好きな子にはちゃんと知っておいてほしい話なの👀📚

小学館が漫画アプリ「マンガワン」をめぐる問題で、第三者委員会の調査報告書を公表して、再発防止策と経営責任を発表したの📋

ニュースの見出しだと「人権尊重の取り組みを強化」ってふわっと書かれることが多いんだけど、中身はかなり具体的で、かなり重いのよ。順番に整理するね。

そもそも何が起きたの?📚

まず、これは「漫画家が働きすぎた」とかの労働問題じゃないの。性加害をした人物を、別名義で作品の原作者に起用していた問題なの。

📆 時系列(公表されている範囲)

⚖️2020年
漫画家の山本章一さんが、北海道の私立高校の教員だった当時に教え子だった10代の女性への性加害で逮捕され、児童買春・児童ポルノ禁止法違反で罰金刑を受けた
⏸️2020年9月
被害に遭われた女性からの申し出を受け、連載の再開が延期された
✂️2022年9月
連載作品「堕天作戦」の契約を解除
🔁2022年12月
ところが同じ年の12月、「一路一」という別名義で新連載「常人仮面」の原作者として契約し、取引を再開していた
🙇2026年3月
小学館が被害に遭われた女性に謝罪の機会をもらい、3月9日に謝罪と人権尊重の取り組みについての声明を公表。あわせて第三者委員会の設置を発表
📕2026年8月3日
第三者委員会の調査報告書を公表(本文106ページ、約4か月半の調査)
📋2026年8月4日
再発防止策と経営責任を発表。人権委員会の新設と役員26人の報酬一部自主返納
→ 被害を把握していながら、別名義で取引を再開していたのが問題の核

被害に遭われた女性はPTSDを発症したことも、小学館の声明で触れられてるの😢 ここは軽く書けない部分だから、事実だけ置いとくね。

第三者委員会が名指しした3つの行為📕

報告書で一番重いのがここ。第三者委員会は、小学館側の3つの行為を「人権侵害への助長・加担」と指摘したの。

⚠️ 「助長・加担」と指摘された3つ

①報酬の継続
連載を休止した後も、作家への原稿料の支払いを続けていたこと
②示談への関与
担当編集者が、被害に遭われた女性と作家の示談交渉に「当事者間の意思疎通を補助する範囲を超えて関与」していたこと
③取引の再開
民事訴訟が続いていて被害弁償も実現していない中で、2022年12月に新連載の契約を結んで取引を再開したこと
→ 「知らなかった」ではなく「知っていてこうした」と整理された

②がけっこう衝撃なの。編集者って本来は作品を作る側の人じゃん?それが被害者と加害者のあいだの交渉に踏み込んでいたと指摘されたってことなのよね😨

報告書では、この件に加えて「週刊ポスト」の元編集者による取引先の女性へのセクハラ事案についても詳しい調査結果が示されてる。1件だけの話じゃなかった、という整理になってるの。

報告書は「個人」より「組織の形」を指摘した📋

ここ、あーしが読んでて一番「なるほど」って思ったとこ。

報告書は、問題のある作家を起用した判断そのものだけじゃなくて、そういう判断が通ってしまう組織の構造にも踏み込んでるの👇

🏢 指摘された構造的な課題

👤権限集中
編集長への権限の集中。1人の判断で重要なことが決まってしまう
⚖️力関係
編集者と作家のあいだに生じる力関係(パワーバランス)
📣ハラスメント
複数の編集室でパワーハラスメントに関する申告があったこと
→ 「問題のある人がいた」話じゃなく「止める仕組みが無かった」話

つまり、だれか1人を外せば終わる話じゃないってこと。誰が担当になっても同じことが起きうる形だったから、形を変えないと再発する——というロジックなの📋

ちなみに「会社がハラスメントを防ぐ義務」自体は、いま法律の側もどんどん厚くなってるの。ギャル庁で書いたカスハラから店員を守る法律が10月から始まる話もそうで、「誰かが我慢すればいい」で済ませない方向に全体が動いてるのよね⚖️

小学館は何をやるって言ってるの?✨

2026年8月4日に発表された再発防止策はこんな感じ。

📋 発表された再発防止策

🏛️人権委員会の新設
外部の専門家を含む構成で「小学館 人権委員会」を設置。委員長は専務取締役の花塚久美子さん。性加害を含む人権侵害や重大なコンプライアンス違反を予防・是正する役割
📣報告ルールの明確化
外部のクリエイターを起用するときに人権上の懸念が出たら、編集担当者が上司や管理部門へ速やかに報告するルールを明確化
⚖️意思決定に法務が入る
重要な意思決定には法務室などの管理部門が関与する。編集者だけ・編集長だけで決めない形にする
🎓人権教育の拡充
社内だけでなく外部のクリエイターも含めた人権教育を広げる。取引先にも人権方針への理解を求める
💸経営責任
社長を含む役員計26人が報酬の一部を自主返納
→ 「気をつけます」で終わらせず、権限の置き場所を変えにきた

ポイントは「意思決定に法務が入る」ってとこだと思うの。報告書が指摘した「編集長への権限集中」に、組織の設計で答えにいってる形だから✨

「ビジネスと人権」ってなんなん?⚖️

で、こういう発表でよく出てくる「人権ポリシー」「人権尊重の取り組み」って言葉、ふわっとしてるじゃん?実はちゃんと土台がある話なの。かすみに聞いてみた。

あ
あーし
会社が「人権尊重の取り組みを強化します」って言うとき、何を基準にしてるの?なんかお気持ち表明っぽく聞こえちゃう🤔
霞
霞かすみちゃん
国際的な基準が存在いたします。国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」であります。企業は自らの事業活動が人権に与える負の影響を特定し、防止・軽減し、対処する責任を負うとされており、この一連の取り組みを人権デューディリジェンスと呼びます。
あ
あーし
え〜つまりどゆこと??「うちの仕事で誰かが傷つかないか先に調べて、見つけたら直せ」ってこと?
霞
霞かすみちゃん
ご明察です。日本でも2022年9月13日に政府が「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」を決定しており、規模や業種を問わずあらゆる企業が人権尊重の責務を負うという整理が示されております。
あ
あーし
サプライチェーンって部品とか工場の話だと思ってた…出版社にとっての「取引先」って作家さんのことか💡
霞
霞かすみちゃん
概ねその通りでございます。小学館が今回「外部クリエイターの起用プロセスの見直し」や「取引先に人権方針への理解を求める」ことを挙げているのは、この考え方に沿った対応であると承知しております。

つまり「人権尊重の取り組み」は気持ちの話じゃなくて、手順の話なのよ。誰を起用するか決めるときに何を調べて、懸念が出たら誰に上げて、誰が最終判断するか——そこを書いて運用するのが中身ってこと⚖️

漫画業界で別に言われてる課題とは分けて考えて📚

ここ大事なので分けて書くね。今回の第三者委員会の報告書が扱ったのは、性加害事案とセクハラ事案、そしてそれを止められなかった組織の構造なの。

一方で、漫画業界についてはこれとは別に、以前からこういう論点も指摘されてる👇

📝 今回の報告書とは別に語られている業界の論点

🖊️連載の負荷
週刊連載の締め切りと作家の健康の問題。休載への批判がさらにプレッシャーになる構図
💸アシスタントの契約
雇用契約や報酬の条件が曖昧になりやすいという指摘
⚖️原作者の権利
アニメ化・実写化のときに原作者の意向がどこまで反映されるかという「原作改変」の論点
→ どれも大事だけど、今回の報告書の指摘内容とは別の話

ニュースだと全部まとめて「漫画業界の人権問題」って括られがちだけど、混ぜると対策もぼやけるから、あーしは分けて見ることにしてる📚

読者としてここを見ておくと分かるよ👀

「で、あーしたちに何ができるの?」って話だけど、これからニュースを追うときの見どころを3つ置いとくね。

  1. 人権委員会に外部の人がどれくらい入るか。身内だけの委員会は、結局また止められない
  2. 報告書の提言のうち、どれが実施済みなのか。第三者委の提言は「やった/やってない」で追える形で出るのが普通
  3. 相談窓口が社内だけなのか、社外(外部通報)もあるか。社内だけだと上司が加害側のときに使えない

3つめについては、ギャル庁で前に公益通報者保護法が2026年12月から強化される話を書いたから、そっちも合わせて読むと分かりやすいと思う📢 「おかしいと思ったときに声を上げた人が守られる仕組み」が無いと、どんな委員会を作っても情報が上がってこないのよね⚖️

ぶっちゃけポイント💎

💎 ぶっちゃけポイント

あーしが一番ゾッとしたのは、どの段階にも止められたタイミングがあったのに、止まらなかったってところ😨

連載を切った時点、示談の話が出た時点、別名義で契約する時点——どこかで「それはダメです」が通ってたら、ここまでにはなってない。報告書が編集長への権限集中を指摘したのは、たぶん「言える人がいなかった」じゃなく「言っても止まらない形だった」って意味なのよね📋

日本の漫画は世界中で読まれてる。ギャル庁でもAnimeJapanが2027年から大阪に移る話を書いたし、業界は普通に拡大中なの。でも規模が大きくなるほど、止める仕組みが無い組織は事故も大きくなるじゃん?

あと出版15社が「本屋が消えていく」って共同声明を出した話とも地続きだと思ってて。出版って人と信頼で回ってる産業だから、読者の信頼が抜けたときに一番効くのよ。だから今回みたいに役員26人が報酬を返納するところまでやったのは、遅かったけど意味があると思う💭

「面白い漫画を読みたい」と「作る人・関わる人の人権を守りたい」は、ほんとに矛盾しないの。むしろ後者が壊れると前者も続かない📚💕

漫画愛あるからこそ、ちゃんと見届けたい📚💕 X(@galcho_official)で「この件どう思った?」シェア募集中🥹 一緒に考えよ💕

※2026年10月4日 訂正・追記:公開時、この問題を「漫画家の過重労働やアシスタント待遇など労働環境の問題」として説明していましたが、第三者委員会が調査した事案の中心は、性加害で罰金刑を受けた漫画家を別名義で新連載の原作者に起用していた問題と、「週刊ポスト」元編集者によるセクハラ事案でした。事案の性質を誤って伝えていたため、タイトル・リード文・ポイント・本文を事実に沿って全面的に書き直しました。あわせて、声明の日付を「2026年8月7日」から第三者委員会報告書の公表=2026年8月3日、再発防止策と経営責任の発表=2026年8月4日に修正し、出典を実際の報道(小学館公式声明・時事ドットコム・ITmedia NEWS)に差し替えました。さらに、報告書が「人権侵害への助長・加担」と指摘した3つの行為、指摘された組織の構造的課題、人権委員会の新設と役員26人の報酬自主返納、国連指導原則と政府ガイドラインの位置づけ、読者としての見どころを追記しました🙏

📎 元ネタ
小学館「被害に遭われた方への謝罪と、人権尊重のための小学館の取り組みについて」(2026-03-09) / 時事ドットコム「人権尊重の取り組み強化 マンガワン問題で小学館」(2026-08-04) / 時事ドットコム「「マンガワン」問題で小学館役員が報酬返納」(2026-08-04) / ITmedia NEWS「小学館「マンガワン」問題、第三者委が報告書 3つの行為を“人権侵害への助長・加担”と指摘」(2026-08-07)
▶ 一次情報をチェック
あーし的にはさぁ、

あーし的にはさぁ、漫画が大好きだからこそ、作ってる人が苦しんでるのは嫌なのよ😢📚 毎週楽しみにしてる連載の裏で、漫画家さんが体壊してたり、スタッフが辛い思いしてたりしたら…あーしたち読者にも責任があるかもしれない。「早く続き読みたい」ってプレッシャーかけるんじゃなくて、「ゆっくりでいいから健康でいてね」って思えるファンでいたいの📚💕✨

— あーし(JK・17 / 渋谷系)

この記事おもろかった?シェアしてね🫶

𝕏 でシェア リンクをコピー